イシューからはじめよ(1)
いまさらだけど『イシューからはじめよ』を読んでる。
前にAmazonのセールで買ったKindle版。たしか半額以下で買えた気がする。
Kindleはときどきありえなくらいのセールをやるので、そこで買ったものが溜まっている。
今回は「序章」を読んだのでメモ。
序章では本書の用語が定義されているので、思い出せるように。
「悩む」と「考える」
悩む:答えが出ないという前提のもとに、考えるフリをすること。
考える:答えが出るという前提のもとに、建設的に考えを組み立てること。
ビジネスや研究において悩むことは無駄。
バリューとは
生産性:どれだけのインプット(労力と時間)でどれだけのアウトプット(成果)を生み出せたか
生産性=アウトプット/インプット=成果/投下した労力と時間
バリューのある仕事とはなにか
・質の高い仕事 = バリューを質に言い換えただけ
・丁寧な仕事 = 丁寧であればすべて価値があるといえない
・誰にもできない仕事 = 誰も価値を感じていない
バリューの本質
縦軸:解の質
そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せるかの度合い
横軸:イシュー度
置かれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ
イシューとは
2つの集団の間で決着のついていない問題
根本に関わる、白黒がはっきりしていない問題
犬の道
解の質のみを重視し、あらゆる問題に解を求めていく(量を稼ぐ)ことで、イシュー度の高い問題も抱腹しながら右上を目指す道。
イシュー度の低い問題の量をこなしても、バリューは上がらず疲弊する。多くの仕事を質の低いアウトプットで食い散らかし、仕事が荒れる。犬の道でしか部下を指導できなくなる。
例外処理とエラーコード戻り値の使い分け
Java想定。
あるメソッドでエラー処理を書きたいとして、エラーケースでReturn falseとかで異常終了であることを伝えるかExceptionを飛ばして伝えるか。
分岐点は、そのメソッドを別クラスで呼び出したときだと思う。
Exceptionは、ある程度どんな例外を想定しているかが呼び出し元からわかる。
Exceptionクラスの中にメッセージフィールドなどを持たせて使い方を明示できる。
catchせずにさらに呼び出し元に投げることもできる。
エラーを表すBooleanでは、慣例的になんとなく異常終了したことはわかるが、それ以上の情報は無い。
逆に言えば、自クラスでしか使わないPrivateなメソッドはBooleanでも問題ない。
短指伸筋が痛い
久しぶりにジョギングをしたら、足の甲が痛くなった。かなり痛い。
ただ、ぶつけたりひねったりしたわけではないので、たぶん骨折ではない。
筋肉痛だと思う。
足の甲の筋肉痛なんてはじめてなんだけど、ぐぐってみたらちょうど痛みのあるあたりに短指伸筋(たんししんきん)という筋肉があることがわかった。
短指伸筋は足の指を曲げるための筋肉らしい。
ここが筋肉痛になるってことは、走ってるときに指が変に曲がっているということだろう。
今までなったことがないので、たまたまその日は靴の状態かなにかが悪かったのかもしれない。
ランニングフォームに変な癖がつかないように、足の指を自然に着けるように靴紐の調整と、どこかで新しい靴を買おうと思う。
ストレッチ方法は調べてもわからなかったが、図にある筋肉を伸ばせばいいと思うので、足の甲を丸めて伸ばすようにやってみる。
カイゼン・ジャーニー
最初に役立ったのは「YWT」というふりかえり手法。
Yatta
Wakatta
Tsuginiyaru
の略らしい。日本語。
書籍にはキーワードが出てくるだけで、解説されているわけではないんだけど知れたので良かった。
KPTはなんとなく抽象的で、Keepを決めるにはやったことを整理する必要があるし、Problemもそう。Tryも多少案を練る必要があって、ぱっとできないのであまり使っていなかった。
YWTはやったこと・わかったこと・つぎにやることなので、ぱっと出てくる。日本語なのも解釈がブレなくていい。
まずここから始めよう。
集中力・注意力を維持する
仕事で作業をしているとき、とくに手順の決まった作業のとき、進むほど集中力が切れてくる。
手順が決まっていればだいたい先が予測できるし、作業に慣れてくるから。
(なのに手順のきっちり決まった作業ってのは、ミスの許されない作業が多い)
そういうときに集中力や注意力を高く保つには、「集中しろ!」って言っても無駄で(多少は効果があるかもしれない)、新しい人と交代した方がいいかもしれない。
交代すると慣れてない分ミスの確率は上がるが、手順がきっちり決まった作業ならば慣れの影響がすくない。
長時間作業でダレてきた人より、入ったばかりの人のほうが緊張感が高い。
この二者に、慣れの差がほぼ生まれないような状況であるならば、どんどん交代させたほうがいい。
また、大事な作業はそういう、簡単に交代できる環境を作ることも大事なんだと思う。