書ききれる範囲で

メモ書き集

ユースケースドキュメントの形式をどこまで整えるか

形式は厳密に決めなくてよい。

ケースとして、以下の2つのどちらでもよい。緻密さは状況により調整する。

 

1.ミッションクリティカルな大規模システム。メンバーは取り決めに従った手続きにはコストを掛ける価値があると考えている。よって、

ユースケースのテンプレートはより長く詳細なものになる

・曖昧さや誤解を減らすため皆が決められた形式で書かなければならない

・漏れているものはないか、曖昧な点がないか詳細に調べるため、ユースケースのレビューはより厳しいものになる

誤りに対する許容度が低く、ユースケースを書く場合の許容度(個人差)も低い。

 

2.3〜5人のチーム。作成するシステムは、最悪の障害が起きた場合でも便利さが失われる程度で、電話をかければ事足りる。メンバーはすべての形式的な手続きは時間や労力、お金の無駄だと考えている。よって、

・テンプレートは単純にする

・記述形式には様々なバリエーションを認める

・レビューの回数は少なく、許容度もゆるやかにする

記述の誤りや漏れは、プロジェクトのほかのメカニズム、おそらくチームメイトやユーザとの対話を通じて発見することになる。文書によるコミュニケーションに含まれる誤りに対して寛大になれるため、略式の書き方や人による違いを容認できる。